Q.国際結婚で必要な手続きってなんですか?

近年増えている国際結婚

国際結婚はここ数年で特に増えています。
国際化が進んでいる昨今の日本では今後でも国際結婚は増えていくことが予想されています。

昔はとても難しいといわれてきた国際結婚ですが、国際化が進んできたことで両者の言葉の壁も埋まりつつありますし、文化についても理解が強まっていて結婚してからの生活もかなり障害が減ってきました。
結婚して国外に住んだとしても飛行機はもちろん、メールやインターネット、電話の環境も整っており気軽に連絡を取り合うことも可能です。
そういった状況から増えている国際結婚ですが、具体的に国際結婚するにあたってはどのような手続きが必要なのでしょうか。

国際結婚に必要な書類

国際結婚をするにあたっては書類が4つ必要です。
婚姻届、戸籍謄本、パスポート、婚姻要件具備証明書の4つであり、自治体によって必要書類が変わってくるので事前にチェックが必要になってきます。

婚姻要件具備証明書というのはあまり聞きなれないものです。
この書類は結婚相手の外国人が独身であること、相手の国の法律で結婚して問題ないことを証明するための書類であり、この書類があることで外国人が日本人と結婚して問題ないことを証明することができます。

婚姻要件具備証明書をもらうためには結婚相手の国の在日大使館や領事館に行くことが必要です。
ただ、国によっては発酵する制度が無い場合もあり、そういった場合には代わりとなる書類が必要ですから大使館や領事館にその旨を伝え書類を発行してもらいましょう。

国際結婚の手続きはどのように進めるか

国際結婚をする際には日本で手続きをするか海外で手続きをするかでも方法が違ってきます。
そこで、ここでは日本で国際結婚をする際の流れを紹介していきます。

届け出は日本の役所と海外の大使館、領事館の両方に必要です。
最初に日本の役所に届け出、次に大使館、領事館に届け出ます。

まずは役所で戸籍を取り扱っている部署に行き、結婚する相手の国籍を伝えます。
そうすることで結婚要件具備証明書が発行されるかどうかが確認でき、発行されない場合には代わりの書類として何が必要か教えてもらえます。

その後、パートナーの国の大使館や領事館に問い合わせた際、結婚にあたって必要な書類、申請する際に二人で行くのか一人か、結婚要件具備証明書は発行するのに必要書類があるのかを確認しましょう。
確認して必要書類を揃えたら日本の役所に持って行き婚姻届けが受理されます。

婚姻届けが受理されたら婚姻届け受理証明書を発行してもらわなければなりません。
これがあれば日本の役所で婚姻届が受理されて夫婦になったことの証明ができます。
次に相手の大使館や領事館で結婚にあたっての書類を届け出て、最後に日本で外国人が住むための在留資格の申請をしたら終了です。