Q.神父さんと牧師さんの違いってなんですか?

牧師と神父の違い

結婚式の挙式スタイルで最も多く選ばれるのがキリスト教の結婚式です。
日本では特に信教が無いという人が多く、宗教へのこだわりが無いという人が少なくありません。
そのため、結婚式の挙式スタイルを選ぶにあたっては特に細かなことを気にせずウエディングドレスが着られればどのスタイルを選んでも問題ないと思っている人も多いです。

しかし、キリスト教の結婚式とひとことで言っても宗派の違いがあり、日本ではカトリックとプロテスタントが最も知られている宗派です。
この二つの宗派によって結婚式のスタイルも違ってきます。
そのため二つの宗派の違いは知っておくことが必要です。

カトリックでは信者同士の離婚は認められていません。
それに対してプロテスタントでは離婚については大きな取り決めはないですが、教義に違いがあり教会の意義も違ってきます。
カトリックは神の現存する聖なる空間とされていますが、プロテスタントでは学び祈る場所です。

そして、もう一つの違いが呼び方の違いです。
カトリックは神父であり、プロテスタントでは牧師と呼びます。
この呼び方の違いからその教会がどちらの式のスタイルであるか確認することができます。

教会でなく式場で挙式をする際にも自分の宗派や希望する挙式スタイルによって牧師と神父を選ぶことが可能です。
とはいえすべての結婚式場が対応しているわけではないので宗教の問題等でカトリック式やプロテスタント式の挙式へのこだわりがある場合にはあらかじめ相談をしておきましょう。

チャーチとチャペルの違い

また、教会というと英語ではチャーチとチャペルという二つの言葉があり、これも違いがあります。
チャーチというのは英語でキリスト教の教会や聖堂のことを指しており、チャペルはキリスト教の礼拝堂を指しています。
この言葉だけをみると特にキリスト教に詳しくない人には具体的案違いが判らないものです。

チャーチというのは聖堂や教会堂のことであり、イギリスの場合には特にイギリス国教会の教会のことを総称するものです。
日本では一般的な教会はギリシャ正教会やカトリック教会の建物については聖堂と呼び結婚式は信者以外の人が挙げることはありません。

それに対してチャペルというのはキリスト教の礼拝堂を意味します。
学校や病院、ホテル、空港といった場所に設けられている礼拝堂であり教会の所有しているものではないものを指すことが多いです。

礼拝堂に似せて作られている結婚式場もチャペルと呼びます。
キリスト教徒は無関係のものであり、イギリス国教会以外のプロテスタント教会はチャペルと呼びますし、スコットランドやアイルランドではローマ・カトリック教会を意味する言葉でもあります。