向き合う男女

Q.「家事はお前の仕事だろ」と言い手伝ってくれない旦那…どうすればいい?

A.意見のすり合わせ

経済的な事情などから、共働きの家庭が多くなってきました。
男性が働き、女性が家事をする、というような時代は段々と終わりに近づいてきているといえます。

共働きをしているのであれば、家事についても分担して行うのが当然ですが、男性の中には中途半端にジェンダーの意識が強く残っており「お互い働いているけれど、家事は女の仕事」というような考えを持っていることも少なくありません。

そんな時、女性側は男性にどのように話をすれば良いのでしょうか。

一番行けないのは、こう言われたからと言って黙って自分が家事をするようになることです。
一時的には一番収まりが良い方法ではありますが、当然積み重なっていけばストレスとなり、パートナーに対する不信感にもつながっていくことになります。

それを避けるためには、早い段階で「お互いの意見のすり合わせ」をすることが重要です。

「お互い働いているのに、何故家事は私の仕事なのか?」ということを理詰めで質問するようにしましょう。
感情的になって家事をしてくれないことを責めるのではなく、何故そう思うのか、何故そうしなければならないのか、ということをじっくり話し合う事が重要です。

途中で感情的になってしまうと男性側は「結局そうなるのか」と思って議論をする気を失ってしまうことがあるため、抑えて抑えて、あくまで論理的に話を進めるようにします。

男性側としても、なんとなく子供の頃からの刷り込みで「家事は女性のするもの」と考えているだけで、深い理由がない場合も少なくありません。

じっくり考えてみると、「自分の言っている事の方がおかしかったのでは?」思い当たることもあります。
この方法はそれを引き出して、お互いが譲歩できるポイントを見つけるために重要です。

A.やり方がわからないだけ?

男性が家事を女性に任せる背景には、ただやりたくないというだけではなく、「どうすれば良いのかわからない」という部分があることも少なくありません。

家事であれ、妻の前で上手く行かない姿を見せたくないために、普段やりなれていない家事に手を出したくない、と考えてそうしている場合もあるということです。
こういった場合には、妻の側から細かく指示をして家事を促してみると良いでしょう。

やり方が分かっていないために手を出せなかった、という場合については、やり方がわかると進んでやってくれるようになることもあります。
簡単な家事だけでも、お願いしてみるのが良いでしょう。